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ラディカルな潤沢生活 38——われらの敵の敵はウジ◎ヒットペン

あの子を守る魔法の盾は

われらの敵の敵はウジ

絵と文・ヒットペン(イラストレーター)

 園芸家にとっての悪者、葉の栄養を吸い取るアブラムシ。「悪を蹴散らす勇者の剣は」「無い無い無い…」じゃなく、ベランダにはちゃんとある。

 ヒラタアブの幼虫だ。見た目はウジみたいで気持ち悪いけれど、とても小さく7ミリくらいで目立たない。このウジは園芸家の天敵アブラムシをじゃんじゃん食べてやっつけてしまう。

 アブラムシにとっては「怪獣ヒラタアブゴン」だ。どんどん食べて蛹になって成虫は1センチ弱のアブ。

 一見、蜂だけど実はハナアブなので蜂みたいに刺さない。花の蜜を食べて蜂と同じ働きをしてくれる園芸家の大の味方だ。

 春、暖かくなると出てきて花の媒介を手伝ってくれる。小さくて可愛くて見るとついにっこりしてしまうよ。

※「ロールプレイングゲーム」の歌詞(曲:そらまふうらさか)

ヒットペン

イラストレーター

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