『望星』をご愛読くださりありがとうございます。1970年の創刊以来、54年間、月刊誌として発行を続けてまいりましたが、このほど紙媒体での発行をとりやめ、ウェブマガジンへ移行することといたしました。紙媒体でなくなることは残念なのですが、多くの人の読書スタイルの変化を考えると同時に、多くの情報をもっと伝えたいと考え、スペースに制約がないウェブマガジンでの発行を決めました。
「政治に希望なく、経済に曙光見えず、人の心は漸く自暴の域に追込まれて居るかの如くである。然し私は悲観しない。[中略]絶望の如くに見ゆる燈火も、希望の油を注入して新しき生命の芽生へを見出すことが出来る」
アジア太平洋戦争の敗戦後、のちに『望星』を創刊する、科学者であり東海大学の創立者である松前重義はこう述べました。現在の状況にびっくりするくらい当てはまります。さらに文理融合、リベラルアーツの重要性も説いた松前の理想を受け継ぎ、本誌は刊行されてきました。引き続きウェブマガジンでも、その理想を受け継いでいきます。現在、さまざまな企画を準備中です。旺盛な好奇心で、紙媒体ではできなかったことにチャレンジしていきます。
本サイトは『望星』7月号の記事をすべて掲載した、検討用のサンプルです。ダミーのテキストや許諾を得ていない画像も使用しています